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チャレンジャー列伝 VOL.8
まずビジョンをもって、
ゴールを明確に
するべきです
中学のときに起業を決意。高校時代は渋カジ、アメカジブームの牽引役として注目を集め、大学ではラグビー部で日本一を2度経験。起業という夢をかなえた後は20代で上場を果たし、ハウスウェディングブームの火付け役となった。そして今も事業の成長は止まらない。疾走を続ける野尻さんに夢の実現方法を聞いた。
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役  野尻 佳孝 (のじり よしたか)
1972年、東京都生まれ。明治大学を卒業し、損害保険会社に3年勤務した後、退職。邸宅風のハウスウェディング会場を運営するテイクアンドギヴ・ニーズを設立し、わずか3年後ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)市場へ上場。現在、10店舗の直営店を展開している。今後もハイペースでの出店を計画中。
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space 起業して上場企業の社長になる。中学の時にビジョンを描いた
僕が通った中学は都内でも有名なおぼっちゃま校。なかなかすごい環境でした。 夏休みにプライベートジェットで東南アジアへ行ったとか、ヨーロッパへ行ったとか。政治家や芸能人の子もいっぱいいましたが、一番すごいと思ったのは上場企業の創業者の家。実家が自営業だったこともあり、僕も起業したいと思うようになりました。
実は中学時代に、遊び仲間のたまり場だった古着屋のオーナーに頼まれて、革ジャン1500着を売りさばいたことがあるんです。もちろん、売るためには工夫をしましたよ。
当時話題となっていた「ウォリアーズ」というアメリカ映画に出てくる少年グループがお揃いのレザージャンパーに身をくるんでいたのをアイデアに、そのカッコよさを利用して、各私立校のリーダーたちに声をかけたんです。みんなそのアイデアに飛びつきました。コミッションは1000万円以上になりました。
高校のころはダンスパーティーを企画するなどして、人々が何を求め、流行や文化がどうやって形成されるのかを学びました。こんな経験からビジネスの基本を身につけ、「商才があるかも」という自信を持つようになりましたね。
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自分は何番目かをいつも考えている
僕は、はっきり言って見えっぱりで負けるのが大嫌い。だから、何でも徹底的にやるんです。中学からやっていたラグビーも花園に出ることを目標にして、実現。でも高校では日本一になれなかったから、大学でもラグビーをやって、2回日本一になりました。 勉強も、負けるのが嫌だったから、大体10番以内にはいましたよ。
例えば、もし今から皆で何か習い事を始めるとしますよね。そしたら、やっぱり僕が勝つと思う。絶対負けないように、思いきり「コソ練」やりますから(笑)。
僕は1972年生まれで、この年に生まれた人は約260万人。この中で僕は何番目なんだろうっていつも考えているんです。同い年の貴乃花関が横綱になったり、木村拓哉くんが人気絶大だったりするとね、焦るんです。
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▼取材に伺ったアーフェリーク白金台
space 計画は3年単位。「未来日記」で目標に向かって
突き進む
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僕は常に3年単位で計画を立てています。就職から独立まで3年。株式上場するまで3年。3年後に上場することは会社設立の日に決めていました。この先は、会社設立から東証一部上場までの最短記録を作りたいと思っています。
夢はシナリオを描かないとダメだと思うんですよ。だから僕は夢に日付を入れるんです。夢というより「目標」に近いですね。
僕は毎晩日記をつけるんですが、それに、夢を実現するためにはこの日までにこれができてないといけないと、逆算して書き込んでおくんです。家に帰ってそれを見て、まだできてないじゃないか! と会社へ戻ったことも何度かありますよ。
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これから社会へ出る人へのメッセージ space
明確なビジョンがあれば、それを実現できる力を持っている人はたくさんいると思うんです。だから、これから社会に出る人には、まずビジョンを明確に持ってほしい。それは、億万長者になりたい!とか、あの企業に入って最年少社長になってやるとか、欲望や一見非現実的な夢でもいいと思います。自分がどうなりたいかをはっきりさせることで、何をやるべきかも見えてくるんじゃないでしょうか。

ただ、僕は中学時代に起業することを決めていたけれど、どんなビジネスをやるかはなかなか見つからなかった。夢を実現する方法を見つけるには、多少時間がかかるかもしれません。僕がそれを見つけるのに役立ったのは、今までのさまざまな経験と、そこから得た自信でした。昔僕が主催したダンスパーティーは、ほかと違う企画があったから多くの人に喜んでもらえた。それは友達の結婚式2次会や他のパーティーの企画をやったときも同様でした。僕はイベントの企画には自信があった。そこに答えがあったんです。
だから僕は、自分の子どもができたら、いろんなことをやらせてみたい。僕自身はやり始めたものの途中で飽きてやめてしまったことも多くて、よく親に怒られてましたけど(笑)。何でもまずやってみたらいいと思うんですよ。

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